BANGKOKプチ移住から1か月経過。色んなコトがありました。

バンコクに来て早1か月。
いろんな出来事がありました。

今日はその中の一つを日記に認めようと思います。

ある日の夕刻。
現地時刻で18時半頃、大型ファッションモールの下で休憩してました。
すると、明らかに挙動不審な女性が一人。
携帯を見つめながら溜息を一つ、また一つ。
そしてブツブツと何やら呟く。すかさずオーマイガー的なジェスチャー。

これはただ事ではないなと、毎度の好奇心が疼きだす。
チラチラとその女性の移行をチェックしていると、

ピタ!っと目が合った。

じっと見つめあう二人w

かなり微妙な空気の中、彼女は意を決した様でこちらに寄ってきた。

can you speak English??
そう聞いた彼女の声は少し震えていた。

俺は、ベラベラしゃべれないけど、こういう時はイェスというように決めているので、ためらわずイェスと答えた。

すると彼女は自分の思いのたけを語り始めた。
要するにこういうことだ。

今日一日ショッピングやら何やらしていて、金を使い果たし、
銀行(ウエスタンユニオン)から金を受け取ってからホテルに帰るつもりが、銀行の閉まる時間をチェックしてなくてお金が受け取れないと。
オマケにケイタイの充電が切れてしまったらしい。

なるほどーと、まずは携帯を貸した。
何やら本国の家族に電話をしているようで、聞きなれない言語が興味をそそる。

タイの友達に電話をし、まだ空いてる銀行があるかどうか
聞きまくるが、脈絡は無し。

さて、どうしようかー。と気まずいムードが二人を覆う。

まずはコミュニケーションだな。と、今更ながらに自己紹介。
そして相手のこともちょっと聞いた。名前と出身国ね。
彼女はエリザベス、通称リズ。エチオピアから来たようだ。

リズにどしようかー。って聞いたら、
パスポートを預けるから、お金を貸してくれないかと。

ほー、そう来るか。
そう言われた瞬間に、俺の脳みその少ない溝に刻まれた
詐欺事件の知識を引っ掻き回した。

うーん、ま、OKでしょ。

ということで、お金貸すことにしました。
だけど、パスポートは要らないよ。自分で持ってなさい。
そういうと、彼女は逆困惑。
いや、パスポートは預ける。いや、要らない。の押し問答。

俺の気持ちはこうだ。

見ず知らずの、しかも全く知識の無いエチオピアから来た
女性に、そこそこの大金を貸すということにはかなりのリスクがある。

そこで彼女はそのリスクを軽減させようとしてパスポートを俺に預けようとする。これはかなり正統なやり方だろう。
もし見ず知らずの人に金を貸すというマニュアルがあったら、
恐らくパスポートを預かるというのは必須項目になっているはずだ。

しかし、俺にはそんなのは必要ない。
なぜならスリルが減るからだ。
見ず知らずの人を信じるというリスキーな行為に、どれだけの経験値が隠れているか。
俺はそれを考えずにはいられなかった。
そこにあるリスクはあえて温存しておく。

この辺から話が良くわからなくなってきたのだが、
自分のホテルには戻らずに、どこか一泊できるところを探してほしいと。
ん?こいつはひょっとしたら自分のホテルなんて無くて、
はなから何か考えてるんじゃないか??と怪しさが増す中で
俺の好奇心は鰻上りに上昇した。

タイの友達にこの周辺に一晩予約取れるところはないかと聞いたところ
誰に聞いても応えはノー。
それならと、自分の住んでるアパートに空き部屋がないか聞いてみた。
せっかくなら友達になって、エチオピアのこともいろいろ聞いてみたいなーということでアパートの空き部屋を一室抑え、リズを連れて岐路に着く。

そのプラトゥーナムという場所から俺のアパートまでは
ちょっと離れた駅まで歩き、電車で行くのが調子いい。
ということでリズと二人駅に向かう。

なかなか気まずい雰囲気の中、会話は続く。
そして20分弱歩いたところで駅に差し掛かった。

リズの様子がおかしい。
何か絵に描いたような挙動不審さをかもしだしている。

どうしたの?と聞くと。電車には初めて乗るんだと。
ほー、タイでってこと??
いや、生まれてから初めて。

おやおや、こりゃ面白い。
初めて電車にのるエチオピア人と一緒に電車に乗る俺。
ワクワクしてくるだろ??ww

俺は逐一リズを観察していた。
生まれて初めて電車にのるそのドキドキ感、こっちにまで伝わってきました。
怖さと、ワクワクと混ざっていたようです。

さて、アパートに付、お金を代わりに払い、部屋を紹介する。
ちょうど夕食時だったので、一緒に近所の食堂へ行った。
エチオピアのことをたくさん教えてもらってイイ勉強になりました。

そしてアパートに戻り、
明日の朝一緒に銀行に行ってお金返してねと告げる。
朝10時ころに俺の部屋にきてー。バイバーイ。

リズはかなりいい人間という印象だった。人をだますようなことは決してしないだろう。
しかし、そういう人間に限って悪いことすんだよなー。てなことも考えながら明日の結果発表を眠りながら待つ。

朝10時に部屋に来るか、
それとも、そのまま消えるか。
それとも、もっと派手な展開があるか?
ワクワクしながら眠りに落ちた。

翌朝、8時過ぎに目をさまし、シャワーを浴び、
仕事をしながら10時を待つ。

9時、9時半、緊張してきた。
9時45分、9時55分。このくらいからはもういても立ってもいらないドキドキが。

そして10時きっかり、「コンコンコン、コンコンコンコンコンコン」
あまり聞いたことのないアフリカンなリズムで部屋のドアがノックされた。

ドアを開けるとそこにはリズが立っていた。
おー、信じるものは救われるだなーっという話でした。

そのあと、リズを連れて銀行に向かうためにタクシーへ。
タクシーの運ちゃんがタイ語しかしゃべれれず、片言タイ語で伝えるが
全然違うところに連れていかれるも奇跡的にウエスタンユニオン発見。
無事にお金を返してもらい、友達が一人増えました。

人を信じるということに、リスクがあるのは当たり前のこと、
人を助けることにリスクをかけるということは当たり前のこと。

俺のちょっとひん曲がった考えが一つ正統化されました。